「いや、今はお風呂?の時間なのかな。
いなかったから帰れるよ」
佐野にそう言われ、ちょうど志乃も寝たところだし帰ろうと思った。
最後に志乃の寝顔を見て、俺は立ち上がり襖の方へと歩く。
「佐野、連絡くれてありがとうな」
「う、うん…そんなの気にしなくていいから…逆に来てくれてありがとう」
やはり視線を合わせようとしない佐野の横を通り過ぎようとしたその時。
佐野の首筋に赤い痕があるのを見つけた。
それは明らかに不自然なもので。
どうして佐野が照れているのか。
その理由がなんとなくわかった。
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