ひっつき虫な彼女は幼なじみ





俺の名前を呼んだ志乃だが、こちらを見ようとしない。



どうやら、俺に気づいていないようだった。



一瞬声をかけようか悩んだが、志乃が泣きながら何かを言おうとしているため黙っておく。



「寂しいよ…ひぐ……うう…大雅に会いたい…名前で呼ばれたい……ひっく…抱きしめてほしい…


頭撫でられて…キス、してほしい……大雅…会いたいよ…うう……」



さっきから泣きながら訴えるように話す志乃。



そんな志乃から放たれた言葉に、俺はただ驚くことしかできない。