ーーー「志乃ちゃん、ずっとあの感じだな」
目的地の場所に着いて飛行機を降りた後、1日目はクラス別の行動のためクラスごとにバスに乗り、移動する。
だがバスに乗っている間も、なんならバスを降りて観光地を巡っている時も志乃はずっと暗かった。
「大雅、なんとかして志乃ちゃん慰めろよな。
全部大雅が悪いんだから」
俺が悪いって言われても、それほどひどいことをした覚えはない。
それに志乃だって佐野は秀紀が好きだって知っているはずだ。
なのにどうしてそこまで不安になる必要があるのだろうか、考えてもわかるわけねぇから諦める。
けど秀紀の言う通りだ。
今の志乃のままだと色々良くない。



