「けどうるさくねぇと秀紀らしくないからな」 「あー、それわかる。 あいつが真剣だったら逆に困りそう」 それから佐野と話していたら飛行機が出発した。 大きな音が鳴って、離陸している時。 佐野が俺にしか聞こえないくらいの声で話し出した。 「ねぇ、4日目の自由時間って加藤と菅野一緒にまわるの?」 「…まあ、一応。 他の男子もいるけど」 「そっかぁ。 …やっぱりさ、女子から誘われるのってうざい?」 そこまできて、佐野が何を言いたいのかなんとなくわかった。