でもここでキスしてしまえば多分終わる。
それぐらい自分でもわかった。
気持ちを抑え、志乃を見つめ返していると、ようやくウトウトし始める志乃。
「まだ寝たく、ないのに…大雅…」
「無理して起きる必要はねぇよ」
「…うー…」
どうしても起きたいようで、目をこするけど眠気には負けたらしい。
志乃は諦めてようやく頭の位置をずらし、俺に抱きついてきた。
「…おやすみ、大雅…好きー…」
寝る寸前まで俺を苦しめる志乃は、そんなことを知らずに夢の中に入るのだった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…