「大雅の意地悪…」
「拗ねるなよ。……な?」
「……っ」
そんな姿を見たら、また意地悪したくなるわけで。
志乃と額を合わせてみると、案の定志乃はすぐ顔を赤くした。
「なんで照れるんだよ」
「うう…だって……」
近くにある志乃の顔。
キスしてしまいそうになるけど、まだ我慢できる。
「だって?」
「い、言えない……恥ずかしいもん…」
男に慣れていない志乃の、純粋な反応は誰よりも可愛いと思う。
「た、大雅…ドキドキして苦しいよ……」
ぎゅっと目を閉じて、素直に心境を語る志乃。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…