ひっつき虫な彼女は幼なじみ





「なんですぐ泣きそうになるんだよ」



「だって…私がわがままばっか言うから…大雅怒っちゃったと思ったの…」



どうやら本当に泣きそうになっていたようで、そんな志乃の頭を撫でてやる。



こういう日に限って志乃は俺に抱きつこうとせず、同じ枕を使い、俺と同じ目線で見つめてきた。



暗闇でベッドの中、この近さで耐えれている俺は案外すごいのかもしれない。



好きな女が目の前にいて、よく我慢してる。



そんな状況の中で、志乃の頭を撫でていると機嫌を戻したのか、今度はふにゃりと力なく笑う志乃。