電気を消せば、暗闇が部屋を包んだ。 目が慣れるまで、少しも見えない。 そんな中、いつものようにベッドまで歩き、横になる。 多分無理だろうけど、最初は志乃に背中を向けてみた。 これで志乃が後ろから抱きついてくれれば、大丈夫だというのに… 志乃はつんつんと俺の背中を突っつく。 「…大雅、なんで背中向けるの? 嫌だよ、こっち向いて……寂しい…」 今にも泣き出しそうな声を上げる志乃。 俺は諦めて志乃の方を向けば、暗闇の中で志乃の目が少し潤んでいるように見えた。