ひっつき虫な彼女は幼なじみ





いや、二人で旅行もありかもしれない…って、このままじゃ志乃の思い通りになってしまう。



もし修学旅行に行かなければ、聡介さんが何かあったのかと心配に思うかもしれねぇし。



やっぱりなんとしてでも志乃を行かせないといけない。



「いつでも二人でなら行けるだろ?」
「む……」



志乃はふくれっ面をして俺を見つめるけど、可愛いだけで効果はない。



違う意味で効果はあるのだが、我慢しろ自分。



「佐野とかも絶対志乃が来ないと落ち込むと思うぞ?」



「うう……大雅のバカ…どうしてそんなに行きたいのさ…」



行きたい行きたくないの問題じゃない気がするが、あえて何も答えないでおく。