「おい大雅! 何笑ってるんだ!」 終いには思わず笑ってしまった俺を悔しそうに見てきた。 だから何歳なんだって。 「くそー、志乃ちゃんみたいな娘が欲しかったぞ俺は。 こんな落ち着きのある完璧な息子はいらん! 俺のことバカにしてくるからな!」 「大雅をいらないって言わないで…!」 「ごめん!ごめんよ志乃ちゃん。 冗談だからね!」 俺のことを褒めてるのか、貶してるのかわからないけど、結局志乃の可愛さにやられてしまうところは俺と同じだ。