「いいの…!?
じゃあ大雅の隣に行く!」
「じゃあ決まりだな」
志乃と秀紀で勝手に決めているため、突然佐野は焦り出した。
「ちょ、こいつ隣はうるさいでしょ絶対」
「そんなこと言うなよー、真面目にやるからさ!」
案外、佐野が秀紀を好きだとわかれば、佐野の態度はわかりやすいのかもしれない。
「大雅だ、隣大雅だ!」
二人が言い合っているおかげで志乃の言葉は聞かずに済んだが、いつもの性格が表に出ている。
「わからないところ、どこだ?」
そんな志乃を勉強モードに戻そうと思えば、つまらなさそうな顔をする志乃。
そして俺のシャツの裾を二人に見えないようにそっと掴み出した。



