ーーー「た、大雅…!」 勉強を始め一時間以上経った時。 静かだった空気の中、志乃が口を開いた。 「どうした?」 「ここ教えてほしくて…」 「ああ、どこだ?」 俺がわからないところを聞いていると、意外と真面目にやっていた秀紀が顔を上げて志乃の方を見た。 「志乃ちゃん、俺のところ来るか? 隣に来た方が教えやすいだろうし」 ここで行動を起こした秀紀。 どうやら佐野の隣に座りたいらしい。