ひっつき虫な彼女は幼なじみ





「もういいや、志乃ここ教えて」
「……あっ、うん!」



志乃は佐野に話しかけられ、慌てて緩んでいた頬を引き締め直していた。



「さすが志乃ちゃんも賢いんだな」



丁寧に教える志乃の姿を見て、秀紀が感嘆の声をあげた。



「まあな。志乃、真面目だし」



「確かに真面目なイメージあるわ。
見た目はふわふわしてそうなのにな!」



「す、菅野くん…それ褒め言葉なの…?」



「当たり前だろ〜!こんな天使のような子、大雅いなかったら狙われまくってただろうな!」



秀紀はバカだ。
なんで好きなやつの前で他の女褒めるんだよ。



佐野の気持ち考えてやれよ。



少し落ち込んでる様子の佐野。
やっぱり秀紀が好きなようだ。