少し面倒と思ったが、先輩を無視することはできない。 振り向けば、思った通り女の先輩で嬉しそうに俺の元へ駆け寄ってきた。 「探してたんだよー。 大雅くん、帰るの早すぎ」 「あんま残ったりしないんで、すいません。 何か用ですか?」 「何か用って、そろそろ観念して私と遊んでよー!せめて連絡先でもさ!」 そう言って、先輩は俺のシャツを掴んできた。 本人は自然のつもりだろうが、あからさまでわざとらしい。