~ホテル~

僕はまだ夢の中・・・

夢の中でレイが「さよなら」と言う・・・

「なんでっ?ずっと一緒だって二人で決めたじゃないかっ!!」

「レイッ!!!」・・・目が覚めると・・・

本当にレイの姿がどこにも・・・隣に寝ていたはずなのに・・・

ベットはまだレイのぬくもりも香りも残っている・・・

「レイッ!!!」  あわててロビーに降りて行った・・・

慌てている僕にフロント係の女性が話しかけてきた

「どうしましたか?」

「・・・あの、・・・大きな荷物を抱えたこれっ位の背で髪の毛はセミロングで瞳はくりくりっとしてて・・・レイ・・・見かけませんでしたか???」

僕は知っている日本語をありったけ使って聞いた。