家の玄関をでると

ヨンのマネージャーさんが心配そうに待っていた。

ヨンがホテルから飛び出したのを知り、あわててマネージャーも追いかけてきたのだ。

「ヨン。飛行機の時間だぞ・・・」

「・・・レイです。マネージャーさん、いろいろと申し訳ありませんでした。」

私は頭を下げた・・・

「いいえ。こちらこそあなたには、お礼を言わなくては・・・あなたとの出逢いがこれからのヨンの俳優人生の生きる目的、パワーになると思います。これからのヨンをみていてください。」

「はい。どこにいても私はヨンを応援しています。」

ヨン・・・・ほんとに、ほんとに、さようなら・・・・

「レイ、必ず、必ず・・・・」

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皆に諭され、気持ちを必死に抑えながら・・・

ヨンは韓国へと帰って行った・・・

「レイ・・・サランへ・・・」