彼らから3メートルほど離れた場所で呆然と立ちつくしていた私は、ノートやプリントを思わず落としてまっていた。

いま、何が起こっているのか自分にもわからなかった。

体が鉛みたいに重苦しい。

なにあれ?まるで恋人同士みたい。

私なんかよりもずっと綺麗な人。

私といる時の彼よりもずっと、イキイキした楽しそうな顔してた。

もしかしたら、私以外にも引越しするまで限定の彼女がいるの?

違うか、どう見たってあっちが本命だよね。

私のことは10日でポイして、あの人とは、引越してからもよろしくやるつもりなんだ。きっとそうだ。