誤魔化すようにニッコリ笑うと、彼も苦笑した。

「身長は?」

「181」

「体重は?」

「最近計ってない、桃ちゃんは?」

「絶対教えなーい。青くんの好きな食べ物は?」

「カレー」

「何かスポーツしてる?部活とか?」

「大学で、テニスサークルに入ってる」

そうか、だからわりと、筋肉質だし足も速いんだ。

質問していると、どんどん暗い場所に手を引いていかれてる気がしてきた。

「えっと、好きな女の子のタイプは?」