彼が辛そうな顔をしている気がして、逆に申し訳なくなる。
「ごめん」
「謝らないで」
「うん。じゃあ、ありがと。助かった。大事なものだから」
「うん」
彼が優しく笑ってくれたので、私もニコニコ笑った。
「それでさ、あの、やっぱ、中を見たよね?」
彼は恥ずかしそうに、頭の後ろに手をやると、私から目線をはずす。
「あ、違うの。わざとじゃなくて。風が吹いたからパラパラーってなって。ごめんなさい。ほんのちょっとだけ見ちゃいました」
本当のことだけど、言い訳に聞こえてしまうかな。
「ごめん」
「謝らないで」
「うん。じゃあ、ありがと。助かった。大事なものだから」
「うん」
彼が優しく笑ってくれたので、私もニコニコ笑った。
「それでさ、あの、やっぱ、中を見たよね?」
彼は恥ずかしそうに、頭の後ろに手をやると、私から目線をはずす。
「あ、違うの。わざとじゃなくて。風が吹いたからパラパラーってなって。ごめんなさい。ほんのちょっとだけ見ちゃいました」
本当のことだけど、言い訳に聞こえてしまうかな。



