日向はキミのもの。














お昼は学校で勉強。

夜は優希と勉強。




勉強勉強の毎日だけど、勉強がそんなに嫌いじゃない私からしたら結構辛くはない。




優希とはあれからずっと何ら変わりなく、過ごしている。




勉強やゲーム、テレビを観たり最近の学校生活について話したりなんかもする。




「あー・・・楽しいね(笑)」



「そうだね。1日目も言ったけど、本当に時間過ぎるの早いよ・・・!!」



「だね。もう後2日しかないじゃん」





1週間じゃ足りないくらい、もっと優希と過ごしたい。



こう思い始めたのは4日目くらいからだった。





「なぁ、日向ちゃん」



「ん?」



「またいつかお泊まりとしようね」



「えっ?」



「俺たちのお母さん同士も仲良いみたいだし、
気軽にお泊まりとかできるでしょ?」



「そ、そうだね」



「だから、しようね」



「・・・うん!」






まさかこんなことを優希から言ってくるとは思わなかった。




「じゃ、お風呂入ってくる」



「はーい」



この5日間 1度も私が先にお風呂に入ったことはない。



初めの方はあの時みたいに聞かれたけど、これが習慣づいて聞かれなくなった。




私は優希がお風呂に入っている間 決まってしていることがある。



それは日記。





スマホのメモのところにこの1週間の感情を全て記録していこうと思って、毎日欠かさずメモしている。





『今日は優希とババ抜きをしました。
二人でやったからすぐ終わっちゃったけど、優希とならなぜか楽しく感じました!


この特別な感情はなんなのかな?』






今日はこう綴った。