日向はキミのもの。














「どんな子なんだろうね〜」



「こ、怖いよ・・・」



「怖いの??」





ドキドキって気持ちよりも怖い気持ちの方が勝ってる。確実に・・・!




「大丈夫でしょ〜!!きっと優しい人だって」



「だったらいいんだけどなぁ」




あんまり優しすぎても私が気を使ってしまうから適度な優しさがある人がいいな。

なんて、わがまますぎだよね。




「意外と最終日ぐらいにはいい感じになってたりして・・・!?」



「もう当分恋愛はしないって決めたんだから!」



「とか言っちゃって!!」



「冗談じゃないんだからね??本当だから!」



「もぉ〜っ!つまんないなぁ!!

恋愛しないと楽しく生きていけないよ?
好きな人くらい作らないと!!」



「だって、キュンってする人が全然現れないんだもん!」



「でも、そう思ったら こんな男の子選びに頑固な女の子が優希くんと付き合ったよねぇ」



「頑固って私のこと??!」




私そんなに頑固かな?まぁでも結構わがままなところもあるし、そうかな・・・?



「優希くんって結構、チャラチャラしてるし日向ちゃんからしたら苦手そうなタイプなのにね。」



「意外と優希チャラチャラしてないから・・・ね」



「そ、そうなの?」



「勉強もできて真面目だよ〜」




優希は70点以上は必ずとっていたし、勉強も常にしていて努力家だった。



「意外だけど、なんか日向ちゃんの元カレだなぁ!って感じはしてきたかも。」



「なにそれ(笑)」



つばさちゃんは納得した顔を見せて、片手をぽんと叩いた。



「じゃあ、たけちゃんの家ここ曲がったところだから、バイバイ」



「バイバイ!」



「ちゃんと連絡してよね?」



「わかったわかった!」