「あのぉ・・・

確認なんだけど・・・」



「う、うん」



「優希と別れたんだよね?」




やっぱり優希のことか・・・




「そう・・・だけど」



「よかった〜ぁ!

ありがと!教えてくれて!



話はそれだけだから、じゃーね」




「・・・・・・・・・ね、ねぇちょっと待って」



「ん?」



「何が嬉しいの?」



「あーっ!

私、優希のこと好きなの。」




す、すごいストレートだね。





「はっきり言っちゃうと、吉木さんが付き合う前からずっと好きだった。」



「私と付き合う前から?」



「うん。


ほら!私と優希 同中でしょ?

ずっと一途なままってわけ(笑)」



「そうなんだ・・・」



「こんなに優希のこと一途で想ってたのに
優希ったら今年初めて話した子と付き合っちゃうなんて、笑っちゃうよね」



「な、なんかごめんね・・・その・・・・・・」



「ふっ(笑)


なんかやめてよね。そういうこと言うの。


私負けたみたいじゃん。



あんたみたいなやつと優希が真剣に付き合うわけないじゃん」






今まで優しい目で私を見ていた瑠璃ちゃんは
一瞬で鋭い目付きに変わった。




「もしかして、真剣に付き合ってたとでも思ってた?


笑っちゃーう!!(笑)」




「ひ、ひどい・・・」



「え、なんてー?聞こえないー!」






瑠璃ちゃんはバカにしたような笑い方で私を上から舐めるように見てきた。




すると、





「・・・おい。」





後ろから低い声が聞こえた。





「・・・優希」





振り向くと優希が何やら怖い表情でいた。