「おーい、吉木〜 平〜 大丈夫かー??」
「大丈夫ですっ!」
「でぇーじょーぶでーす」
「おい、優希どこの地域の方言だよ(笑)」
「なまりすぎ!もしかして寝てた?」
「んなわけっ」
「日向ちゃん!優希寝てた?」
・・・
「んっ、ね、寝て・・・」
「ん?」
「・・・寝てたっ!」
「・・・あっ、ほーらねっ!」
急に話を振られてしまったから困惑しちゃった。
今ので、みんなに悪く思われたよね?
あぁ〜最悪だ。
ん・・・?
なんか。ななめ後ろの方から 視線感じる。
気のせい・・・?
・・・だよね。うん。そうだよね。
そうだといいんだけど・・・
しばらくしてから優希が、こちらを向いて話しかけてきた。
「日向ちゃん」
「ん?」
「夏休み一緒に勉強しない?」
ふぁっ!?
突然の言葉にまた困惑してしまう。
「えっ、あっ・・・と
それはぁ・・・??」
「この前に日向ちゃんが俺に家来てもいいよ って言ってくれたじゃん?あれまだ覚えてるんだぁ〜
日向ちゃんは覚えてる?」
「お、覚えてるけど。」
まさか!?
「いけるんだったらでいいんだけど、
日向ちゃんの家で勉強会したいな・・・
別に無理はしなくていいよ!」
「勉強会・・・?」
「うん!」
以前 つばさちゃんと行ったあれか!
あれを優希と・・・。
うん!楽しそう!!
「全然いいよ!」
「ほんとっ?超嬉しい!」
さっきのクッキーを渡した時から 優希に変な感情を抱いてしまってることに気づいちゃって、
なんかモヤモヤしちゃうなぁ。
優希とはただの友達でいたいのに・・・。
