その1 優しく名前を呼ぶ。
「ゆ、優希!」
「ん?あ、日向ちゃん!どうしたの?」
その2 少し目線を逸らす
「なになに?気になるんだけど。」
その3 脇を閉めて差し出す
「これ、俺に?」
その4 自信なさげに言う
「お、美味しいかは分かんないけど、
く、クッキー・・・・・・優希のために作ったから
食べてくれないかな・・・?」
ラスト 首を傾げる。
「うん(笑)ありがとう。」
「な、何笑ってるの?」
「いや・・・なんかいつもの日向ちゃんと感じが違うなって。」
「そうかな?」
そりゃそうだよね。
だって、女子力ありありの つかさちゃんに教えてもらったやり方なんだもん。
「今、食べてもいい?」
「うんっ」
全部自分で作ったものじゃないけど、目の前で食べられると緊張しちゃうなぁ。
「ど、どう?」
「んっ!美味い!!」
「ほんとっ?!」
「おう!」
「良かった〜っ!」
お世辞でも嬉しい。
つかさちゃんありがとう!!(笑)
「また作ってね!」
「えっ、、、
うんっ!」
突然の言葉に驚く・・・
いやそれどころじゃない。
この前、優希がゲットしたウサギのぬいぐるみみたいに可愛い顔で笑ってくるからドキドキしてしまう。
「日向ちゃん、顔真っ赤だよ?どうしたの?」
「も、もうっ!からかわないで!」
「からかってなんかないよ〜っ」
優希だけは本当に憎めない。
