「優希・・・!」
「日向ちゃーん」
「ぐへっ」
いつも通り挨拶がわりに抱きついてくる優希。
いや・・・いつも通りなのは私たちだけだ。
「優希・・・??」
「優希くん、?」
つばさちゃんやたけちゃんは驚いてる。
「優希、この前言ったでしょ?
みんな驚いちゃうからやめてって」
「でーも」
耳元で甘い声で囁くから許してしまいそうになる。
って、いやいや!!ダメダメ!しっかりしないと!
「日向ちゃんと優希って付き合ってるの?」
「違うよ!違う!たけちゃん!誤解はしないで」
つばさちゃんが頑張って手をブンブン振って誤解を解いてくれてるけど、つばさちゃんだもんだから、たけちゃんは信じる様子全くなし!
「俺にとって日向ちゃんは大切な友達だから〜」
私から離れたと同時に そういう言葉言ってくれて、凄く嬉しいな。
「へぇーっ」
たけちゃん、まだニヤニヤしてる。信じてくれてないのかな??
その後は4人でご飯を食べた。
今日の3限目がめんどくさかった だの
朝ごはん美味しかった だの
好きな服屋さん だの
本当に他愛もない話だけど、何故か楽しかった。
「つばさちん、日向ちゃん、今日は楽しかった!また今度、遊ぼうね!」
「うん!また見かけたら声かけるね!」
「あっ、そうだ!たけちゃん!今日 用があって、たけちゃんの家行くから待っててね!」
「おう」
こんな顔で待っててね!なんか言われたら男の子はドキドキしっぱなしで鼻血出ちゃうだろうね。
