でも、それは本当の笑顔じゃないのかもしれない。
今そう感じた。
だって、今の笑顔はいつもの笑顔よりも本物っぽいもん!
ってか、この人は誰なんだろう。
いつか私も、つばさちゃんを本気で笑顔にさせたいなぁ。
なんて、生意気なことを・・・
「あっ、たけちゃん!この子は私の親友の
日向ちゃんだよ!」
親友・・・
そのワードに一瞬ドキッとするけど、私達は親友なんだと嬉しさも感じる。
「日向ちゃん??」
「は、はいぃぃ!よ、吉木 日向です!」
やっぱり初対面の人には上手く話せないなぁ。もうそろそろいけると思ったんだけど。
「吉木 日向ちゃんね!
俺は 竹中 海 (たけなか かい)
見つけたら気軽に声掛けてくれていいから!
よろしくな!」
「よ、よろしく」
「たけちゃんは、私のいとこで超仲のいい友達だよ!!」
「い、いとこ?!」
「うんっ!!」
いとこ???
って、あのいとこ?だよね
いやいや、そうは見えなかったよ?
私にもいとこはいるけど、3年くらい会ってない。
そんな仲良くするようなものなのか。
ま、人それぞれだよね。
「たけちゃんは、ご飯食べた??」
「今から食べるー」
「一緒にどう?」
「あー、ごめん!先約あるんだ。」
「だ、誰??もしかして彼女??」
「違う違う(笑)
優希だよ」
「ゆ、優希!????」
「ひ、日向ちゃんどうしたの??」
「日向ちゃんはね、優希くんと仲がいいの。」
「そ、そうなんだ。」
やばい、叫びすぎた??
絶対変なやつだと思われてるよね?この反応!
「じゃ、優希も呼ぼっか?」
「いいの?たけちゃん!」
「優希がいいなら・・・
俺は全然いいからよ!」
「なら、呼んで呼んで!!」
「聞いてくるー」
