-どうしよう、どうしよう。どうすればいいかわからない。どうしたら助かるの

少年のいないところで少女は泣きはらした。

少年と幸せに暮らしたい、それだけを望んでいた。

それなのに。

神を恨んだ。

その一方で神にすがった。

-お願い神様。どうか彼を助けて

少女は来る日も来る日も願い続けた。