少女は花のことを隠したかった。

しかし少年は引き下がらなかった。

少女は仕方なく口を開く。

-花になるの、私。花になったら、私を食べて

-なんだって?

-神様にお祈りしたのよ、あなたを治してって。そうしたら、私をあなたを治せる花にしてくれたの

-じゃあ、じゃあ君は?僕が治っても君はどうなるの?

-私は、