ずっと、好き。/碧田麻央〜コラボ小説~

あの後俺は声を掛ける事が出来ず、目を逸らして帰宅した。



赤い頭と蛍光色のスニーカーが夕暮れの下に映えてて、やけに魅力的に見えて。



_声を掛けることを、躊躇った。



十叶の隣に居た男ってアイツなのか…?



悶々と考えていると、不意に響いた着信音。



『…まじかよ』



表記された高橋という文字列。