ずっと、好き。/碧田麻央〜コラボ小説~

「ばっ…!叫ぶな…!」



私の口を私より一回りも二回りも大きな手で塞いで、辺りを見渡した高橋くんはガムシャラに頭を掻き毟ると、呆れたように私を見つめ直した。



「花城さ、…いい加減、分かんない?」



『…わかんない』



私を見つめたその双眸が



「……本当に?」



やけに真剣な色をしていて。