ずっと、好き。/碧田麻央〜コラボ小説~

「おはよ、花城ー?」



『…高橋くん』



「不意に電話切るなんて、ひっでぇの」



いつもの様に口を尖らせた彼は、その後両手で顔を覆って態とらしく泣いた振りをする。



『ご、ごめんって高橋くん…!で!きいて!?』



「…話変わるの早ぇなあ。んで、なに?」



小首を傾げた彼のその赤い髪が揺れた。