ずっと、好き。/碧田麻央〜コラボ小説~

小走りにその背中を追いかけて、横に並ぶ。



「なあ、十叶」



『んー?』



…少なくとも私は、こうして佑京に待ってもらえて、お家でご飯を食べることが出来て。



彼女よりも、断然有利な立場にいるはずなのに…なんでなんだろう。



なんでこうも、難しい恋になっているんだろう。



「お前、寒くないの?」