「何や、健」
「卒業前、お前の事捨ててごめん」
俺は卒業前、勇気と大喧嘩していじめられていた勇気を捨てて、勇気は自殺未遂を図って、装具無しでは歩けなくなってしまった。
「気にすんな。それに、俺リハビリで歩けるようになったし。健のこと、支えるわ」
「サンキュ、勇気」

今日の夕飯は家族だけでパーティーらしい。俺はパーティーまでの時間、空乃と過ごした。
「空乃、今日は構ってやる。1ヶ月あまり絡めなかったからな」
「良いの?実はね、お腹の中に赤ちゃんいるの。黙っててごめんね?」