異世界ピエロに恋した私。

あまりに急な展開に頭がパニックになる。
とりあえず先程のように何処か隠れようと試みるがもう遅かった。

「あら」

「あ...」

玄関に立つ女性と目が合ってしまったのだ。
ついでにいうと、私は今四つん這いの姿勢という何とも恥ずかしい態勢となっている。
女性はドレスを着て、いかにも金持ちだという雰囲気を醸し出している。

「おぉ〜!姫様!」

さっきまでベッドに寝そべっていたカルルトは立ち上がって女性の元へ歩いていった。
声に反応するように、女性もぱぁ〜と表情を明るくして彼を見つめる。