異世界ピエロに恋した私。

「それより嬢ちゃん、名前はなんていうんだ?」

再びこちらに体ごと向けるといきなりそんなことを言い始めた。
このピエロは常識を知らないのか、と思いクイズ形式で聞いてみることにした。

「人に名前を聞く時、自分が最初に何をするんですかピエロさん?」

「そっちの世界でも常識は同じなのかよ。
まぁいい、俺の名はロルズ・カルルトだ。
ほとんどの奴らはMr.カルルトと呼んでいる」

「カルルトね。
私の名前はミリア・ベッカリー、よろしく」

「呼び方はミリアでいいか?」

「いきなりファーストネーム呼びなんて失礼なピエロ。
まぁいいんだけどね、私はカルルトと呼ばせてもらうね」

「ヒャハハ!本当に固い嬢ちゃんだ!」