異世界ピエロに恋した私。

近くを見回してみると、机の上に1冊の分厚い本が置いてあった。
それを手に取り、本に付いた埃を払う。

「"SMILE WORLD"?」

開いてみると紙のど真ん中に"笑顔が全て"と書かれていた。
紙をもう1枚めくろうすると近くから、ねぇ、と声をかけられた。
声のする方へ顔を向けると、そこには1匹の小さなリスが机に立っていた。

「リスなわけないか」

「僕なんだが?」

「あ、やっぱり?さすが異世界」

1人で関心をしていると、リスは肩に乗っかってきて顔を近づけてくる。

「さっき話聞いてたけど、君って違う世界から来たの?」

首を傾ける動作に少し可愛いと思いつつも、そうだけど、と返事をする。

「へぇ〜すごいね!
てことはこの世界の"ルール"を知らないわけだね!」

「ルール?憲法的な感じの?」

「憲法?逆に僕はそれはわからないけど多分そんな感じだよ!」