アツヒロ君の無言にクラスメイト達は事実なのかとざわつき始めた。
私はその様子を呆然と見ていた。
嘘、だよね……?
だって一昨日、中原君を見たよ……?
目が合って……
私は告白しようと決めて……。
アツヒロ君は、何で何も言わないの?
嘘って言えば、終わるのに。
嘘だって、言えば……
「河本さん、落ち着いて。まず皆さん席に着いてください」
まだチャイムは鳴っていない。
なのに何で先生まで……?
皆混乱していた。
「とりあえずまだ登校していない生徒がいるのでチャイムが鳴るまで席に着いて待っていて下さい」
先生は佳苗ちゃんの肩を抱き、一緒に教室から出ていってしまった。
朝だと言うのに静まり返る教室。
外からはいつも通りの喧騒が聞こえるのに。
私はその様子を呆然と見ていた。
嘘、だよね……?
だって一昨日、中原君を見たよ……?
目が合って……
私は告白しようと決めて……。
アツヒロ君は、何で何も言わないの?
嘘って言えば、終わるのに。
嘘だって、言えば……
「河本さん、落ち着いて。まず皆さん席に着いてください」
まだチャイムは鳴っていない。
なのに何で先生まで……?
皆混乱していた。
「とりあえずまだ登校していない生徒がいるのでチャイムが鳴るまで席に着いて待っていて下さい」
先生は佳苗ちゃんの肩を抱き、一緒に教室から出ていってしまった。
朝だと言うのに静まり返る教室。
外からはいつも通りの喧騒が聞こえるのに。



