一期一会

今日からテスト週間。

「今日から放課後、またお願いします、西野先生!」

「はいはい」

アツヒロ君は前回の通り、私の横を陣取った。

「私も瑞季の隣が良い!」

そう言って反対側を陣取った成実。

「私は成実の隣に座ろうかな」

と紘子。

「私は瑞季の後ろ!」

と香織。

「私は香織の隣にする~」

と小野田さん。


今回はアツヒロ君は友達に声を掛けなかったようで女子だらけ。
中原君が居ないことが嬉しいような悲しいような複雑な気持ち。


そして勉強会を始めると、やっぱりアツヒロ君は前回同様質問の嵐。
少しは授業、聞きなさいよね。




「須藤君、瑞季にベッタリだねー」

「日頃からちゃんと勉強しとけよって感じ」

今は休憩で、前回同様コンビニへと買出しタイム。


「それにしても瑞季って優しいよね。ちゃんと教えてあげてるし。あれだけ呼ばれたら私なら鬱陶しくなるわ」

成実が私を尊敬するように言った。

「私も復習になるからね」