本当に辺り一面、人、人、人。
背の低い私には周りの景色は一切見えず、人の頭と顔しか見えない。
屋台で買うのも簡単じゃないし、手を繋いでいないと迷子になりそうだ。
テレビで毎年凄い人が集まるって見たことがあったが、ここまでとは……。
「駅から離れれば人減るから、とりあえず歩こうぜ?」
アツヒロ君が人混みにうんざりした顔をしながら提案した。
賛成。
たまには良いこと言うね。
皆で人混みに揉まれながら歩いた。
十分くらい歩くとやっと人が疎らになってきた。
「ここら辺で良いんじゃね?」
「そうだね。あそこの花壇、ベンチになるんじゃない?」
成実ちゃんが四角い石で囲まれた花壇を指差した。
皆で並んで花壇を囲っているブロックに座ることに。
あ……ここ、中原君と行った水族館が見える。
……。
目の前の写りこんできた景色に、また溜め息が出そうになった。
視界を変えようと横を向くと、映りこんだ成実ちゃんはアツヒロ君の友達と挟まれて話をし始めた。
本当に出会いを求めて来たんだね。
男子に興味がない私はとりあえず端に座る。
すると腰掛けている私の横に何故かアツヒロ君が腰かけてきた。
どうしてそこに座るんだと眉を寄せた時、唐突に言い放った。
「智也、一週間で速攻別れたぞ。終業式の日に」
「は?」
私はアツヒロ君の突然の言葉に目を丸くした。
背の低い私には周りの景色は一切見えず、人の頭と顔しか見えない。
屋台で買うのも簡単じゃないし、手を繋いでいないと迷子になりそうだ。
テレビで毎年凄い人が集まるって見たことがあったが、ここまでとは……。
「駅から離れれば人減るから、とりあえず歩こうぜ?」
アツヒロ君が人混みにうんざりした顔をしながら提案した。
賛成。
たまには良いこと言うね。
皆で人混みに揉まれながら歩いた。
十分くらい歩くとやっと人が疎らになってきた。
「ここら辺で良いんじゃね?」
「そうだね。あそこの花壇、ベンチになるんじゃない?」
成実ちゃんが四角い石で囲まれた花壇を指差した。
皆で並んで花壇を囲っているブロックに座ることに。
あ……ここ、中原君と行った水族館が見える。
……。
目の前の写りこんできた景色に、また溜め息が出そうになった。
視界を変えようと横を向くと、映りこんだ成実ちゃんはアツヒロ君の友達と挟まれて話をし始めた。
本当に出会いを求めて来たんだね。
男子に興味がない私はとりあえず端に座る。
すると腰掛けている私の横に何故かアツヒロ君が腰かけてきた。
どうしてそこに座るんだと眉を寄せた時、唐突に言い放った。
「智也、一週間で速攻別れたぞ。終業式の日に」
「は?」
私はアツヒロ君の突然の言葉に目を丸くした。



