一期一会

「そういえば高校生になって初めてのプリクラだ」

話をすれば緊張も少しは紛れるかと思い、口を開いた。

「そうなのか。俺はアツヒロが出掛ける度、撮ろう撮ろうって煩いから結構撮らされてる」

「アツヒロ君、プリクラ好きそうだもんね……」

流石、チャラ男。
自分大好きそうだもん。

だからかぁ。
中原君の手慣れた手付きを見て納得する。

正直女の子と撮っているからかなと思った。
でもアツヒロ君と聞いてホッとした。


「フレーム、これで良い?」

「うん」

操作は全部彼にお任せした。


「これでオッケー。笑えよ?」


機械がカウントダウンを始める。
私は画面を見つめる。

画面に映る私の顔は緊張していた。


すると隣の中原君が腰を少し下げた。


私の方へと近付く彼の顔。