一期一会

「あ。行きたいところあった」

唐突に中原君が思い出したかのように言った。

「どこ?」

「ついてきて」

彼にそう言われて中原君について行く。

「気になる」

「すぐ分かる」

「中原君って内緒にするの好きだよね」

「俺のこと、分ってきたな?」

「ふふっ、まぁね」


ついて行くとそこはゲーセン。


「まさか、この前のリベンジ!?」

「ハハッ、違う。確かに悔しかったけどそんなに根に持ってないって。目的はあっち」


そう言って指を差す。
その方向にはプリクラ。


「西野と撮りたい」


そんな笑顔でイケメンに言われたら断れる人、いないです。


私達は狭い密室に入る。
狭い密室…っていっても両サイドはカーテンだけど。


こんな所で二人きり。