一期一会

十五分程でショッピングモールに着いた私達。


「好きな所、見て良いぞ?」

「中原君は見たいもの無いの?」

「俺は無いから」


目的の物は特に無いので、とりあえず賑やかなモール内を歩いた。

少し歩くと今日プレゼントで貰ったキャラクターのショップを見つけた。


「あ!ここ見る!」

「了解」


店内はカラフルで子供っぽい雰囲気。


「中原君、場違いだね」

「確かに」

彼は絶対入ったことの無い場所だと考えると可笑しくなった。

「好きなのか?」

「小さい頃から好きなんだよね。意外って言われるけど」

「確かに。可愛いものに興味なさそう」

「失礼な。一応これでも女子です!」

私は少し頬を膨らませる。

「悪い悪い」

中原君はクスクス笑っている。