彼女と彼の隠し事、予想通りの展開(似た者同士?の恋の行方のその後の日常)

「は〜ぁ言ってしまったのは仕方がない、気をとりなおして誠司君私と結婚してください。」と真顔で誠司を見つめる。

「私でいいの?」

「誠司君じゃないと。」

「ふつつか者ですがよろしくお願いにします。」と誠司の目から涙が出てきた。

「そのセリフ私じゃない?」とふふふと笑いながら誠司の涙をふく。

「そうよね。」とふふふと誠司も笑う。

「さぁお家に帰ろう。」と梨沙子は立ち上がり誠司に手を差し伸べた。

「そうね。」と梨沙子の手をとる。

「早く帰って誠司君とイチャイチャしたいって言うかHしたい。」とまた誠司を引いて歩く。

「それ俺のセリフ。」と誠司は豪快に笑う。

「そうね、けどセイコちゃん、はしたない笑いはいけません。」と梨沙子はふふふと笑う。

「梨沙子ちゃん今の格好の私と男の格好した俺どっちがいい?」

「私は欲張りだからどっちも好き、だってどっちも誠司君でしょ?前にも言ったけど女とか男だとかじゃあなくて誠司君が好き。」

「そうだよね、梨沙子ちゃん。」

「何?」

「大事にしてね。」

「もちろん。」