~登場人物~

近江 未来 (このえ みらい)
桜南学園に転入してきた中学3年生。
従兄の明と二人暮らしをしている。
母親に虐待され、異常な愛情を注がれたことが原因で歪んだ愛の形を持つようになる。
普段は天真爛漫で人々を笑顔にするような天使の性格だが、裏の顔は澪御を手に入れるためなら犯罪行為を躊躇いなくやってしまうサイコパスなヤンデレ。利用できるものはとことん利用し、不要になるとすぐに捨てる。
9歳の頃に家を追い出されて独りで泣いていた所を澪御に助けてくれたもらったことがきっかけで澪御に執着し、異常な愛を抱いている。

織辺 澪御 (おりべ みおみ)
桜南学園中等部3年生。
完璧主義者。自分に不利になることを避けるために必要ない人間関係は無視している。
そのため、協調性がなく無意識に他人を傷付けていることに自覚がない。期待されること、注目されることに弱く、ストレスを溜めやすい。
家は裕福だが家族関係は不仲で完全に崩壊している。
完璧を求めるが故に他者を蹴落として頂点に君臨していたため、人間関係は完璧に無視していたためクラスメイトだけでなく学園全体から「お姫様」と呼ばれ腫れ物扱いを受けていた。
依夜里が心の支え。
澪御と過去に出会っているが記憶が無い。

瀬城 依夜里 (せじょう いより)
中学3年生。
澪御の幼馴染で唯一の友達。
幼い頃から体が弱く、入退院を繰り返している。
澪御の理解者で共依存している。
内気な性格だが、澪御のためなら死んでもいいと思っている。

桜木 翔太 (さくらぎ しょうた)
桜南学園高等部2年生。
澪御の幼馴染で兄的存在。
表向きは頼れる性格だが過去、澪御に肉体関係を強要していた。

近江 明 (このえ あきら)
未来の従兄。
桜南学園大学院生。
未来と共に暮らしているが裏の顔を知らない。

おばあちゃま
未来と明の祖母。
会社を経営している女社長。
孫たちを溺愛しているが、自分の子供(未来の母、明の父)は嫌悪している。

織辺 綾人 (おりべ あやと)
澪御の実の弟。
崩壊した家族関係のなかで唯一、澪御が心を許している存在。
桜南学園初等部4年生。