泪色のキセキ


宗介と玲の家の分岐点まで宗介は自転車を押して並んで歩いた。

家から学校までは行きの車の中で何となく理解出来てたから明日からも何とか登校出来そうだ。

そもそも今更ながら気づいた事だけど、スマホでマップ使えばいいのではないかと…

「やっぱ、家まで送るわ」

そろそろ別れ道付近で宗介が思い立った様に言う。

「大丈夫だって!家の住所、分かってるから地図見ながら帰るから」

数分前にも送ると言ってくれた宗介。

有難いお言葉だが、頼ってばかりもいられない。

「宗介、今日はありがと!また、明日学校でね!」

気づけば別れ道に着いていて、宗介にお礼を言い手を振り自分の帰路へ進む。

「七瀬!本当に大丈夫か~?」

更に玲の心配をしてくれる。

ホントに好青年で良い奴な宗介。

「大丈夫~!バイバイ」

大きく手を振ると

「気をつけろよ~」

気恥ずかしそうに小さく手を振り返してくれた。