泪色のキセキ


宗介に案内してもらったドラッグストアで必要な物を購入する。

私が買ってる間、宗介は店の入り口に置いてある雑誌を読んでいた。

「宗介、ごめんね。買い物終わった」

「おう」

読んでた雑誌をパタンと閉じると棚に戻して店の外へ出た。

「結構、買ったんだな?」

中くらいのレジ袋にパンパンに入ってる化粧品を宗介は指をさす。

「まぁね。おこずかいで買えるだけ買った!」

「ふーん。別に化粧なんかしなくたっていいと思うけどな…」

「宗介、そういう事は彼女のすっぴんをみた時に言ってあげると良い言葉だよ?」

「はぁ?彼女って…そもそも俺、彼女いねぇし…わかんねぇよそんな事」

なんとも、可愛い反応してるれるな宗介よ…

恥ずかしそうに顔を背ける宗介にクスリと笑う。

「ねぇー宗介!玲って可愛い?普通?ブス?」

自転車を引いて歩く宗介の足が止まる。

「何だその質問?」

「いやさぁ~客観的に見て玲ってどうなのかなって?」

客観的に見てますけども!

なんせ、中身は凛なので。

私から見たら自分の何百倍も玲は可愛いと思う。

性格が暗かったばかりにもったいないJKだと心底思う。

「七瀬、人がどう思うかじゃなくて自分がどう思うか!だぞ」

少々ドヤ顔気味の宗介に、吹き出しそうになりながらも今の時代に好青年がいるんだなっと安心した。