その姿に胸が少しきゅんとした。


この人、巷でいうあざとい系男子かな…?



「い、や…そうですけど、あの!高尾さんは?」




「遥。
…… 遥って呼んでよ」


「俺も図書委員だよ」

と続けて柔らかく微笑む。


そして、一歩。




もう一歩と、私の前まで近づいてくる。