《遥side》

キーンコーン、カーンコーン……

「ねぇねぇ遥〜、2人で遊び行こうよぉ!」」
胸元を大きく開けた格好で迫ってくる女。
香水ちょっとつけすぎだと思うんだよな。


「ごめんね、俺 このあと委員会なんだ…。」

「えぇ~っ。つまんないの。」

「代わりに今度、みんな誘ってカラオケにでも行こうよ。俺、行きたかったんだよね。」

あ!っと声を上げて
その女の耳元に顔を寄せる

『歌声聞いたらちょっとおれやばいかも。』

なんて言ってみる。


そしたら

「ん、もう!遥ったら///」
わかったよ、またね!

ってどっか行ってくれた。