「やっぱりここに居た~。 もう授業始ってるよ?」 同じく3-A川嶋綾奈 歩の彼女、だ。 「いつものことだろ?」 そう綾奈に言う歩の顔は やさしい。 「さすが学年トップは余裕だね~ あたしとは大違い。」 そう言いながら近寄ってくる綾奈を 愛しく思えずにはいられない。