「何なの、あれ。」 沈黙を破ったのはアミ。 陸が居なくなったことが 不満で堪らなそうだった。 「ホント悪かった。 いつもはあんなんじゃないんだけど…」 申し訳そうに謝る蓮を見ても アミの機嫌は一向に直りそうもなかった。 「だからって帰っていいわけないでしょ?」 言いながらアミは蓮を睨みつけていた。 「あいつにも色々あったんだよ。」 「色々って?」 蓮の言葉にようやく反応した あたしだったけど 肝心の蓮はそれに答えようとしない。